ピアノの発表会、印象に残ったのは、姫ちゃんの1つ前に演奏した男性でした。何か障害を持っている方のようでした。
先生と一緒に、中島みゆきの「糸」を弾いていました。右手だけの演奏で、時々つっかえながらだったのですが、奏でる音が澄んでいるようで、少し早まったり遅くなったりするメロディも味わい深く、その男性のピアノに向き合う姿勢というか真剣さが伝わってきたからか、涙が出そうになりました。いやー、近頃涙脆くなったものだと思っていたら、私の母も涙が出そうになったとのことでした。演奏後の拍手も、大きかったように思いました。ピアノの演奏にも、その人の人生や人柄が出るのかなと思いました。
ピアノの先生のフォローや上手に合わせた伴奏はさすがプロでした。
私が子どもの頃の発表会では、大人や障害を持った方が参加することはありませんでしたが、この30年で時代は変わったんだな、と思い、子どもだけでなく皆んなの発表会というところが新鮮で、いいなと思いました。
次は一年半後ですが、楽しみです。